山梨日日新聞社は11月5日、甲府・山日YBSホールで、森林の持続的な活用のために必要な行動が学べるオリジナルカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」の初めての体験会を開きました。
ゲームは、プレーヤーが「山を持っている人(山の地権者)」「役所の人(行政)」など10の職業のうち一つを担当。「木を売る」「木製の日用品を買う」など仕事や生活にまつわる行動の手持ちカードをファシリテーター(進行役)に出すと、「森への愛情(関心)」「手入れ・管理」など森林の現状に関する四つのメーター、所持金が増減します。職業ごとに設定されたメーターや所持金の目標を達成することを目指します。
体験会には市町村、企業や教育機関のSDGsの担当者ら約30人が参加しました。3、4人一組で一つの職業を担当し、参加者同士で相談しながらカードをファシリテーターに提出。お金やメーターの増減が書かれたカードを受け取っていました。
参加した中央市の会社経営井上雅博さん(57)は「さまざま立場の人と協力し、意見を交わし合うのが難しくもあり、面白い部分だと感じました。森への関心が高まり、実生活で実践できることを見つけようと思いました」と話していました。
体験会は今後、岐阜、長野など全国各地で開催していきます。
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